ヤンキーが意外と釣りが好き、というのは年季の入った釣り人ならなんとなく感じるところがあるのではないかと思いますが、ヤクザさんが銭湯好きなのはおそらく多くの方が体験的にご存知なのではないかと思います。

私がよく行く浴場施設にもちょくちょくヤクザさんがいらっしゃいまして、誰もが陰嚢の皺をとことん弛緩させる大浴場のあの超リラックス空間に、ピリリとした緊張感をもたらしていただいております。
宮史朗をもっとショートヘアにして髪もヒゲも白髪にし、全身に紋紋を背負っていらっしゃる方がきっと一番地位の高い親分的な方で、両腕にのみ刺青を入れた30代後半ぐらいのお二方は、お供の舎弟さんといった立場の方なのでしょう。

ヤクザさんがお風呂(銭湯)好きなのは、いつ死んでもいいようにいつも体を綺麗にしておくとか、刺青を施すことで発刊作用が鈍くなっているので発汗を促すためにサウナなどがある大浴場をよく利用する、とか、刺青を周囲に見せつけることができる唯一の場所だから、とか、ネットでサッと調べるともっともらしい説がいくつか出てきますが、実際は一般人と同じく、「単純に大きいお風呂が大好きだから」といったところじゃないかと思います。
浴場施設側で刺青の方の入場は禁じているにもかかわらず、この禁を破って入ってきているわけですが、ヤクザさんのほうも浴場内では決して他の人に迷惑をかけないようにと気を使っている気配が感じられます。
刺青だけで周囲に威圧感を与えることは承知しているので、立ち振る舞いや言動が威圧的にならないように、またヤクザさん特有の鋭い眼光も、その光量を意識的に抑えていらっしゃるようであります。

さてそろそろ大浴場から出ようかという段になって、さあ親分どうぞ出てください!と、舎弟のヤクザさんが親分のために大浴場の戸をガラガラっと開けたタイミングと、逆に脱衣場側から大浴場に入ろうとして、私が戸を開けたタイミングが運悪くピッタリと合ってしまい、戸の前で立ち尽くす私に舎弟のヤクザさんが、「・・・・お先にどうぞ・・・」と、親分を差し置いて私を通してくれたのも、やはりこういう場所では堅気の衆には迷惑をかけまい、というヤクザさん達なりのモラルが働いてのことなのでしょうか。

刺青の方入場禁止の禁を犯して入ってきているとしても、今のところなんら迷惑を被るわけでもないので、ヤクザさんの入場に反対する理由も見当たりません。
刺青があるがために、公衆が利用するお風呂から締め出される傾向にある昨今は、純粋にお風呂好きのヤクザさんには少し気の毒な気がします。

にほんブログ村 釣りブログへ
にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村 地域生活ブログ 岩手情報へ